やあやあ、おいらだよ!もうあんたとはエロ動画のくされ縁があるみたいだな。おいらもあんたと話ができるのがエロ動画を見るのと同じくらい楽しみになってきたよ。タンカレーの用意はできてるかい?

もう少し待ってくれよ。そう、おいらが3年前に出会ったある旅人の話しが終わるまではな。おいらが人生で一度だけハメ撮りエロ動画を撮った相手・ゆかりとの出会いの事はもう話したよな。

7年前の伊豆・下田。おいらはゆかりと出会い彼女のテントの中でジンバック片手に旅の話しや、仕事の話し、家族の話しやたわいもないジョークを一晩中楽しんだ。本当に楽しかった。ゆかりとおいらはすぐに意気投合しうちとけたが、おいらはそれだけではすまされなかった。恋におちた。ゆかりに惚れちまったのさ。出会ってほんの数時間、いや出会った瞬間に一目惚れしてしまったのかもしれない。ゆかりは本当に美人でスタイルも素晴らしかったがそれだけじゃない、綺麗な心と最高のエロ動画センスの持ち主だった。あれはお互いのテントの設営も終えて夕飯も一通り食べ終え、ゆかりにタンカレーのジンバックを教えてもらい、その美味しさに驚いて4杯目を飲み終えたあたりだったろうか。

「なんでエロ動画見てるの?」ゆかりはまっすぐな目でおいらを見つめながら問いかけてきた。なんでって言われても・・・そんな事考えた事もなかった。エロ動画は物心ついた時からいつもそばにあったし、友達と遊ぶ時も、初恋にやぶれ死んでしまいたくなった時も、何かにくじけそうになった時もエロ動画があった。そのおかげでおいらはどうにか不器用ながらも人の道をはずれる事無くやってこれた。だけどもゆかりの大きくまっすぐな瞳にみつめられ、なんでエロ動画を見てるのか、と尋ねられた時、俺は何も言えなかった。

確かにエロ動画が大好きだし愛してる。でも、それだけ?大好きな事ならエロ動画だけじゃなくてお笑いもドキュメントもニュースも大好きだ。おいらはなんでエロ動画を見ているんだろう・・・ゆかりと出会った時と同じように何も言えずに固まっているとゆかりがにっこり微笑んで「あんたって・・・ばかだけどいい人ね」そう言って人懐っこい笑い声をあげてゆかりは笑っていた。「ばかってなんだよ」「ごーめーん」またゆかりは笑った。まあ確かにおいらはバカだけどいい人だなんて言われた事がなかった。そしてゆかりは話し始めた・・・おっともうこんな時間か。見過ぎには要注意だぜ、またどこかでな!